介護士として働きたいと考えた時、契約社員の道を選択をする人もいるようだ。ただし、契約社員は、正社員として働く場合とは異なる点があるため、注意すべきポイントがいくつかある。

まず、契約社員は、働く期間があらかじめ決められている。1年で更新される場合もあれば、数ヶ月だけなど、雇用期間を設けて募集が行なわれているのが特徴だ。そのため、仕事探しをするときには、契約期間がどのくらいなのかをしっかり把握しておく必要があるのだ。また、期間満了に伴い契約を更新する場合には、再雇用の期間や給料はもちろん、福利厚生などの確認も欠かせない。契約社員の場合は、更新時に雇用条件が変わることもあるため、自分がどのような条件で雇用されるのかについてはしっかりチェックをしておかないと、後々トラブルにもなりかねないのだ。

ところで、どういった人が契約社員に向いているかについては、まずは長い期間働けない人が当てはまる。契約社員は事前に雇用期間が決まっているため、それ以降は更新をしなければ退職をすることになる。家族の転勤やライフステージの変化など、様々な事情で長く働けないという方は、契約社員として働くというのは良い選択肢だろう。

また、契約社員はパートとは違い、期間が決まっている以外は基本的に正社員と同等に扱われる。しかし、実際は大切な案件は正社員に任されることが多いため、正社員よりも責任は少なくなる。介護士としての経験が浅く、自分の仕事に自身が持てなかったり、介護職が自分に合っているかどうかを知りたい場合にもおすすめだ。